「農家が教える!」ジャガイモの栽培方法と育て方のコツ

農家が教える!野菜の栽培方法

暖かくなるにつれ、徐々に農作業が増えてくる管理人のnekoです

今回は野菜作りの中で一番の定番であるジャガイモの栽培方法をご紹介させていただきます 🙂

ジャガイモの栽培は春と秋の年2回栽培することができるのですが、一般的には春植が簡単です。

neko
nekoの住む長野県は下の表の寒冷地の部分に入るのですが、秋に一度栽培したことがありました。 ですが、やはりジャガイモの樹が霜に当たってしまったので小芋のままの小ささで、それ以上の大きさは無理でした。 なので、秋植は温暖な地域でしか栽培することができません。(実験済み)

生育条件

・生育温度:15~24℃
・日当たりが良く、通気性、排水性の良い、有機質に富んだ土壌が適しています。

neko
連作障害ですが、3年程続けて栽培しない方が良いと言われていますが、有機質(鶏糞や牛糞)が多い畑では連作障害はあまり感じられませんでした

品種選び

最近では、ダンシャク・メークィン・キタアカリの他にインカのめざめやインカのひとみ等のインカシリーズに加え、ノーザンルビーやシャドークィーン等のカラフルな品種も増えてきていますので、お好みの品種を植えてください。

同じ畝(通り)に色々な品種を植えても交配しないので大丈夫なのですが、収穫の時にどの品種か分けて収穫することをオススメします。

ダンシャク

ダンシャクいもの形は丸くややゴツゴツした形をしており、芽の部分のくぼみが深いので皮が剥きにくいです。果肉は白っぽく粉質で、デンプン価は14~16%程となっています。加熱するとホクホクしています。一般的なジャガイモです。

メークィン

メークィンの形は楕円で細長く、中はやや黄色味を帯びています。粘質気味で舌触りがいいじゃがいもです。低い温度で保存しておくと粘質度と甘みが増える特性を持っています。

キタアカリ

キタアカリの特徴は、ダンシャクのような形なのですが、芽がそこまで深くありません。ダンシャクとの最大の違いは、芽の部分がキタアカリは赤くなります。粘質があまりなく、ポテトサラダや炒め物など加熱調理する際に早く火が通るのが特徴です。

インカのひとみ

インカのひとみは、インカのめざめと自然交配で出来た品種です。大きさは、そこまで大きくなりません。形はメークィンに似た楕円の形状をしています。果肉は黄色く、肉質はやや粘質で、加熱調理するとより色濃く橙黄色になります。味や食感はインカのめざめとよく似ていて、やや煮崩れしにくいタイプです。

インカのめざめ

インカのめざめは、とても小さく、1個が50g程です。肉質はやや粘質できめが細かく、舌ざわりがとても良いです。皮を剥いた後の変色もほとんどなく、加熱調理したも綺麗な濃黄色が活かせます。一般的な男爵と比べでん粉価が高く、調理加工性に優れ、独特の風味があります。

ノーザンルビー

ノーザンルビーの果肉は赤く、形はメークィンに似ています。ねっとりとした触感で、加熱しても赤い色は変わりません。ピンク色のポテトサラダやコロッケ等、特徴のある料理が作れます。

シャドークィーン

ノーザンルビーのように、カラフルなジャガイモの一つです。シャドークィーンは、紫色で、ねっとりとした食感です。加熱すると紫色がさらに鮮やかな色になります。形もメークィンに似ています。

 

neko
nekoの畑ではダンシャクとメークィンを栽培しているのですが、それですら混ざるとわからなくなってしまいます 😥  キタアカリはダンシャクとの見分けは芽の部分の赤い色だけなので、手間ですが別々の畑で栽培しています。

畑の準備

ジャガイモを栽培する畑では石灰は必要ないです 酸性土壌の方が育ちはよく、有機質を入れていれば十分アルカリ性になっています。

畝幅は60㎝~70㎝程、畝間は畝の中央と畝の中央の間は90㎝が理想的です。

元肥は有機栽培なら鶏糞がオススメです そうでなければジャガイモ専用肥料がオススメです

neko
畝幅が狭いと土寄せをした時に土が寄せきれなく緑化するイモがでてきてしまいます。畝間はジャガイモの樹が育ってきた時に葉が茂り通路が日陰になった方が草退治に追われなくてすみますよ

種イモの準備

種イモの重さは60gから80gがベストですが、いちいち量っていられません

Sサイズならそのまま1個 Mサイズなら半分 Lサイズなら3~4等分が目安です

neko
ジャガイモの芽はらせん状にあります。必ずヘソの部分から切りましょう 😀 切り口は良く乾かし、できれば緑化させると丈夫な種イモになりますよ

植え付け

種イモは30㎝~40㎝間隔で置いていきます 歩幅が何センチあるのか測っておくと植え付けが簡単です

その上に土を7㎝程かけます

neko
種イモは切り口が上でも下でも大丈夫です。寒い地域では土は多めにかけて遅霜対策をします

芽かき

定植後、芽が10センチ程になったら芽かきをします

太く大きい芽を2本~3本残します

芽が多い=イモの数が多いが小さい
芽が少ない=イモの数が少ないが大きい

芽かきをするときは根元をしっかり押さえて斜めに引き抜きます しっかり押さえないと種イモも一緒に出てきてしまいます(実話)

neko
面積が大きいnekoの畑では芽かきはしないように、種イモを切るときに芽を2~3個になるように切っています

追肥・土寄せ

追肥は2回、土寄せは3~4回を目安にやります

1回目の芽かきをした後に1回目の追肥と土寄せをします

neko
この時、ジャガイモの芽に土が掛かっても大丈夫ですが疫病予防の為に芽かきの後にZボルドー等の殺菌剤(農薬には含まれません)を散布しておけば、土寄せ等の作業で葉が傷つき、そこから菌が侵入してくるのを抑えられますよ

2回目はジャガイモの樹が20㎝程に成長したら、雑草退治を兼ねて土寄せをします
3回目はジャガイモの樹が30㎝程になってから、最後の追肥をして土寄せをします
4回目の土寄せは出来ればやっておきたいのですが、大体土が少なくなってしまって手作業で土を寄せる作業になってくると思います。ここで踏ん張って土を寄せられれば、ほぼイモの緑化と収穫前の草退治は大丈夫でしょう

neko
ジャガイモの追肥は、長い間効果のある肥料を選ぶよりも即効性のある化学肥料がオススメですが有機栽培をしているのなら鶏糞がおすすめです。ですが、鶏糞は成分が強いのでジャガイモの葉が焼ける(茶色くなる)可能性があるので、畝間に散布して中耕してから土寄せをするといいですよ

収穫

収穫は、最後の土寄せをしてから最短2週間で収穫できます。 ジャガイモの樹が黄色く枯れてきたら収穫できる目安です

収穫した後は、風通しの良い暗い場所で2週間程しっかり乾燥させます

neko
nekoの畑ではジャガイモの樹を収穫予定の14日前に刈り取ってしまいます。そうする事で機械で収穫したときのイモの皮が剥けてしまい痛むのを防ぐ効果があるんです

保存

乾燥後、傷みのあるイモを取り除いて段ボール等光を遮るもので保存しておきます。 寒さに当たり凍みなければ3月頃まで保存できます

neko
nekoはサイズ毎にお米を入れる紙袋に入れて保存します。通気性が良く、光も遮られ、コスパが良いです! 寒さ対策は毛布を掛けて年明けまで保存しますよ

まだまだ勉強不足ですが経験してきた体験談と一緒にジャガイモの栽培方法です 参考にしていただけましたら幸いです