膀胱結石とは

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猫に注意したい病気リスト10位の中にある「膀胱結石」とは、何が原因で感染してしまうのか、どう治療をした方がいいのか、また予防方法は何なのかをご紹介させていただきます。

原因

膀胱結石は、猫泌尿器症候群ともいわれる病気で、FUS(フス)とも言われます。尿中の結晶や結石または栓子といわれる物質が尿道に詰まったり、膀胱の粘膜を刺激することで起きる病気を総称して猫泌尿器症候群といいます。オス・メスともにありますが、尿道が狭くて長いオス猫の方が重症化しやすい病気です。

またFUSはおそらく、単一の病院ではなく、いくつかの要因が重なり発症すると考えられています。

尿の酸性化

猫の尿は通常、酸性ですが、食後の数時間はアルカリ性になります。尿がアルカリ性になるとミネラルが結晶化し、結石になる可能性があります。猫の尿路で見られる結石の9割は、マグネシウムとアンモニア、リン酸塩(ストルバイトという)とよばれるアルカリ尿でつくられ、酸性尿で溶けるタイプの結石です

食事の影響

尿結石は十分なミネラル(マグネシウムとリン酸)がなければ作られません。ですので、マグネシウムを多く含んだ食事をとると結石ができやすくなりますが、逆にマグネシウムの少ない食事であれば結石はできにくく猫泌尿器症候群の発症を予防することができます。リンの量はさほど重要はありません。

核中心

結石が作られる最初のきっかけとなる物質のことを核中心といいます。これには、剥落した細胞と細胞の破片、ウイルスや細菌、縫合糸のような異物があります。

その他の誘引因子

直接的な原因になるわけではありませんが、病気を悪化させたり再発させる可能性のある誘引因子があります。それは、ストレスや膀胱の損傷、運動不足、遺伝、飲み水の不足、尿のたまるような状況(自由に遊べない、汚れていたり使いにくいトイレ等)があります。

症状

突然いつもと違った場所で尿をするようになり、尿は赤く、アンモニア臭が強くなります。病気が進行すると、猫は尿をする姿勢だけで、尿を少量ずつ、または全く出さなくなります。メス猫は完全に尿が出なくなることはありませんが、オス猫は尿道が長いので、閉鎖物が詰まりやすいので、膀胱は大量の尿で膨れてしまい下腹が腫れてきます。放置しておくと尿毒症をおこしてしまいます。

食欲や元気がなくなり、嘔吐を始めます。やがて痙攣が始まり昏睡状態となり、最悪の場合は死亡してしまいます。

治療と予防

オス猫の場合、放置しておくと短時間のうちに死亡する危険性の高い病気です。症状が見られたらすぐに動物病院に連れて行きましょう。尿や血液、レントゲン検査で、膀胱の状態や尿の詰まっている位置や腎臓の機能の程度を調べます。

オス猫の場合は、尿道に詰まった閉鎖物を取り除くことが必要になってきます。閉鎖物が取れなかったり、結石が大きい場合や再発を繰り返す場合は手術になることもあります。まれに尿毒症の重症例では、腹膜透析とよばれる人工的に腎臓の機能を代償させる外科的手術を行うことがあります。

この病気では、食事の内容が問題になります。予防や再発防止のために以下の事を守りましょう。

  1. 猫が安心して排尿できる場所や環境を整え、トイレは常に清潔に保ちましょう。猫の飼育数+1個トイレを設置します
  2. 水は、新鮮で自由にいつでも飲める状態にします
  3. 獣医師によって指示されたマグネシウムの含量の低い特別な食事や処方食を与える
  4. 症状が改善されたとしても獣医師の指示された薬は確実に猫に与える
  5. 猫をよく運動させ、運動不足の解消をする
  6. 環境の突然の変化や厳しい環境温度、精神的同様や肥満、ストレスとなる要因はできるだけ避ける

まとめ

猫も飼い主も頑張って努力してきても、一部の猫は命を救うことができない場合もある重大な病気です。トイレ掃除のときに、尿の色や量をしっかりと確認し、少しでも異常がみられる場合はすぐに動物病院に連れて行きましょう。重症化して手遅れになるとお金がかかることもそうですが、一番は痛みや苦しみを抱えながら生活をしないといけない猫ちゃんがかわいそうです。

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Posted by neko