「謎に満ちた猫の体の不思議」~猫の舌・猫の歯編~

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飼い主さんがリラックスしているとき、ふと横に駆け寄ってきて顔や手を「ペロペロ」と舐めてきたり、急に「ガブッ」と噛みついてきたりという経験はないでしょうか?猫ちゃんに舐められた時のザラザラした舌や、何に使うのかと思う鋭い牙についてご紹介させていただきます。

様々なことをこなす舌

猫ちゃんが一緒に居る時に、手や指をペロペロと舐めてきてくれると、思わず「カワイイ!」と思う飼い主さんも少なくはないと思います。猫ちゃんが舐めてきてくれるのは飼い主さんに対する「愛情の証」なのです。仲がいい猫ちゃん同士や兄弟猫達は自分が届きにくい顔の周りなどをお互いに舐めあいグルーミングをします。飼い主さんに対しても同じような感覚で手を舐めていると考えられます。寝ている時にペロペロと顔を舐めてくるのも愛情表現の一つなので、寝ているのに「ウザッ」と思わないで、なでなでしてあげてくださいね。

ザラザラしている舌の正体

何故猫ちゃんの舌は、あんなにザラザラしているのでしょうか。それは猫ちゃんが舐めているときに舌を通して「ザラッ」っとした感覚が肌にも走ります。この舌にある「糸状乳頭」と呼ばれる突起物は、猫ちゃんの体の中に向かってギッシリ生えているのです。水なの口の中に入れたものを外に出しにくくするという構造になっているのです。

猫の舌は万能

糸状乳頭は水をキャッチしやすくなっている構造だけではなく、食事をするときは肉を削ぐヤスリのような役目にもなっています。そして、飼い主さんも知ってるかと思われますが、毛づくろいの時のブラシやくしの代わりにもなっている、猫ちゃんにとっては欠くことのできない万能なアイテムになっています。もしも、舌に口内炎ができてしまった場合は、すぐに動物病院に連れて行ってあげてください

実は味覚障害?

猫ちゃんは、毒物を避けるために苦みにはとても敏感になっているのです。そして腐った物も食べないようにと酸味も強く感じられるようになっています。なので、猫ちゃんは柑橘系の匂いがとても苦手なのです。ですが、旨味は感じることができるのに、塩味は感じる感覚が鈍く、甘味に関しては全く感じないと言われています。ですので塩分の取りすぎや糖分の摂取は、猫ちゃんの体調不良になりやすくなってしまうので気を付けましょう。

鋭い牙の猫の歯について

肉食動物なんだと実感させられる、あの鋭い歯ですが、現代の猫ちゃんには必要なのか?と思ってしまう飼い主さんも多いと思います。猫ちゃんには上下の切歯が6本ずつあります。牙と言われる犬歯は上下2本ずつ。奥歯は臼歯と言われ上に8本、下に6本あります。切歯は獲物を骨から剥がすためにあり、獲物に噛みつくために犬歯があり、大きな肉を細かくするために臼歯があります。いずれも鋭く尖っていますが、現代の猫ちゃんは、エサを食べるために使う切歯と細かく嚙み砕く為の臼歯は必須です。こまめに歯磨きをしてあげて歯のチェックはまめにしてあげましょう。

見つけられたらラッキーな乳歯

子猫のころから育てていないと知らない飼い主さんが多い、猫ちゃんの歯の生え変わり。猫ちゃんが抜けた乳歯を飲み込んでしまったり、部屋に落ちていたとしても気が付かず掃除機で吸い込んでしまったりと、なかなか抜けた乳歯を見る事はできません。猫ちゃんの乳歯は全部で26本あり、生後3ヵ月から生後8ヵ月の間で全て生え変わってしまいます。猫ちゃんの生え変わった乳歯が見られたらラッキーなことになりますね。

肉食仕様はお腹の中までも

可愛い猫ちゃんでも、お腹の中までは見えないです。ですが、猫ちゃんが肉食動物であると実感させられるのが腸の長さにあります。草食動物である羊は消化に時間がかかるので、腸の長さが体長の25倍もあります。人間は雑食なので体長の10倍程度です。ですが、猫ちゃんの場合は体長の4倍しかないのです。猫ちゃんは、愛くるしい顔の裏側で鋭い肉食の本能を潜ませているということですね。

まとめ

「謎に満ちた猫の体の不思議」~猫の舌・猫の歯編~いかがでしたか。猫ちゃんの舌と歯は、食事と身だしなみには欠かせないアイテムですね。野生だった頃をそのまま残しているのも、生き残っていかなくてはいけないという本能が働いているのかもしれないですね。猫ちゃんの体って本当に不思議ですよね。

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Posted by neko