ネコの謎の動きとしぐさを追求!

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ネコの謎のしぐさは見ていて心が和みますよね。何しているのかな?甘えているの?なんのアピールしてるの?と不思議なしぐさがたくさんあります。そこで今回は、ネコの動きの中で何をしているしぐさなのかをご紹介させていただきます。

お尻をフリフリするのは何故?

ネコはもともと、ネズミなどの小動物を捕食して生活していくハンターです。高いハンティング能力を身につけ、獲物を見つけた猫は草むらで身を隠し体制を低くして獲物に近づきます。確実に獲物を捕まえるために、飛び掛かる前には後ろ足を交互に動かし、足踏みをして飛び掛かります。このときに、しっぽも動かしてバランスをとりますが、そのしぐさが「お尻フリフリ」の正体なのです。

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ネコ心は「よーし!捕まえるぞ~」

狩りの必要がない猫でも、猫じゃらしやネズミのおもちゃに飛び掛かろうと狙いを定めているときや飼い主さんの足を獲物に見立てて遊んでいる時はこのしぐさをします。

寝転がって体をクネクネは背中がかゆいの?

背中を床にこすりつけるようにクネクネと体をくねらせるしぐさは、なんといってもカワイイです。これは、体がかゆくてこすりつけている場合もありますが、それ以外に、発情期のメスがオスを誘惑する場合もあります。また、マタタビの匂いで酔っ払ったネコもこのしぐさをします。わざわざ汚れた場所でやる場合もありますが、これは野生時代に自分の体についた汚れを落とすために砂地に寝転がり砂浴びをした名残だとも考えられています。

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ネコ心は「かゆいときもあるよ~」

首をかしげるのは悩んでいるの?

人間は「?」の表現をするしぐさとして小首をかしげますが、ネコにはもっと物理的な理由があります。「なんだろう?」と疑問を感じているのは同じ理由なのですが、首をかしげるのは疑問の元を目や耳で探ろうとしているためです。

ネコの目は動体視力や暗視能力は高いのですが、視力じたいは人間の10分の1程しかありません。また、ネコの聴力は人間の3倍以上も優れています。よく見えないものを角度を変えてみようとしてみたり、人間には聞こえないかすかな音を探ろうとする行動が、結果として首をかしげるしぐさになるのです。

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ネコ心は「なんだろう~?」

後足2本で立ち上がるのは何故?

ネコが後ろ足で立ったまま直立不動になっているときは、上の方にあるものをよく見ようとしていたり、かすかな気配や物音を感じ取って警戒しているときです。好奇心の強い子や縄張り意識や警戒心が強い子がよくやるポーズです。

特殊なポーズに見えますが、喧嘩の最中や爪とぎをしているとき、夢中になって猫じゃらしやおもちゃを追っているときも2本足で立つことがあります。後ろ足の筋肉が発達していて、体も柔らかいので、それほど苦労な姿勢ではないです。

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ネコ心は「なんだ!気になるぞ!」

お尻をどっしりと地面につけて座るのは

4本の足をきっちりと揃えて地面につけるのが一般的なネコの座り方です。ですが、たまに変な座り方をするネコもいます。丸みのある体型のネコに多くみられるのが、脚を前に投げ出して、地面にべったりとお尻をつく座り方です。

これは、スコティッシュフォールドがよく座る座り方で、通称「スコ座り」と言われています。おそらく、お腹のグルーミングをしている最中に楽な座り方であることに気が付き習慣化したものとされています。ですが、すぐに次の行動に移ることのできない体制なので、完全にリラックスしている状態のときにしかこのポーズは見られません。

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ネコ心は「リラックス中ニャンです」

舌が出しっぱなしですけど

毛づくろいをしているときに、何かに気をとられたり、眠ってしまったりすると舌をしまい忘れることがあります。ネコの前歯は小さく、口を閉じても隙間ができやすいので、ネコの口の構造は舌が出やすくなっています。ですので、ちょっと気を抜いた時や毛づくろいで疲れてしまったときに舌がペロっと出てしまうのです。

ペルシャなどのアゴが短い猫種や、アゴの筋力が衰えている老ネコは特に舌が出てしまう傾向にあります。舌が出ること自体は病気ではないのですが、食欲がなかったり、口臭がひどい時などは口腔内の病気の可能性もあります。

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ネコ心は「しまい忘れちゃった」

目を開けたあくびと目を閉じたあくび

目を閉じてする「あくび」は、人間のするものと一緒で「ねむ~い」の合図です。それとは別に目をパッチリと開けてする「あくび」は、眠気とは別に緊迫したシーンで行われるのです。

猫はストレスを感じると、緊張を和らげ気持ちを落ち着かせようと、一見意味のない行動をとることがあります。これを転位行動といい、目を開けたままの「あくび」はまさにその一つです。緊迫した空気だからこそ、目をしっかりと開け、周囲の様子をうかがっているサインなのです。

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ネコ心は「ねむねむニャ~」「落ち着こう・・・」

ため息をつくけど疲れてるの?

ネコがため息をついて、悩みでもあるのかな?と心配する飼い主さんもいると思います。ですが、ネコは人間のように悩むことはありません。ため息のように聞こえるのは鼻の穴からためていた息を一気に吐き出した音です。人間でも集中していると知らない間に息を止めていることがあります。ネコも同じで、集中している時や見知らぬ物音に警戒している時などに息を止めていることがあるのです。

そして緊張が解けると「フーッ」と一息つくのです。爪切り等をした後にため息をついたら緊張していた証拠なので、「頑張っておりこうさんね」とねぎらってあげましょう。

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ネコ心は「一息つこう」

お尻を叩くと高く上げるのは何故?

猫の腰からお尻の辺り、特にしっぽのつけ根の部分には刺激につながる神経が通っています。そのために大人のネコはお尻の辺りを撫でられると喜ぶことがあります。撫でられるのが好きな子や、ポンポンと叩かれるのが好きな子と好みはいろいろです。特にお尻を上げるポーズをするのはメス猫に多く、そのときはしっぽも上がっています。

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ネコ心は「気持ちいいですぅ~」

前足で目を隠すのは何故?

ネコの目は光を多く取り込むことができるので、暗闇でもわずかな光で獲物の姿をとらえて狩りをすることができます。そんなネコにとって自然界にはない蛍光灯などの明るい光は、少しまぶしすぎます。明かりのついた部屋で寝ているときや、暗いところで寝ていて急に電気がついたときは、前足で目を隠すようなポーズをします。

また、顔を毛布に押し付けて寝るのは、母猫のお腹に顔をうずめて眠った子猫時代を思い出して安心するからです。

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ネコ心は「う!まぶしぃ~」

目をみたらゆっくり閉じたのは眠いの?

単独で暮らすネコ同士が出会い、目が合うと大抵の場合はお互いの目をそらします。相手の目を見るのは喧嘩を売るときだけです。ただ、親子や兄弟、恋人などの親しい相手とはじっと見つめ合います。

目を見ると、ゆっくりと閉じるのは目をそらすほど他人でもないけれど、見つめ合うほど親しくもない場合に「敵意はないです。仲良くしましょう」と相手に伝えるサインです。飼い主に見つめられて、安心感からリラックスして目を細めている場合もあります。飼い主が目をつぶると寝てしまう子は、飼い主と一心同体の甘えん坊です。

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ネコ心は「敵意はありません。仲良くしてくださいね」

背伸びをしながら爪とぎするのは?

爪とぎ

ネコが爪とぎをするのには、爪の古い層を剥がす手入れの意味と、自分の匂いをつけるマーキングの意味があります。

背伸びをしながら爪をとぐのは、マーキングの視覚的な効果を高めるためで、高い位置に自分の爪跡と匂いをつけておけば「こんなに大きい猫がいる!強そうだ!」と他のネコに思わせ、無用な縄張り争いを避けるためです。

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ネコ心は「俺は大きくて強いぞ!」

靴下の匂いを嗅いで変な顔をするのは何故?

ネコには鼻以外にも匂いを感じ取る場所があります。それは口の中です。前歯の裏側に二つの小さな穴があり、そこで匂いを判別します。異性の匂いを嗅いだ時等に口を半開きにして、ここに匂いを送り込みますが、そのとき反応を「フレーメン反応」といいます。

人間の靴下の匂いや体臭はネコのフェロモンに似た匂いが混ざっているために、同じような反応をするのです。

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ネコ心は「気になる匂いだニャー」

夜中に突然の運動会はストレスが溜まってる?

ネコはもともと夜行性です。野生のネコは暗闇でも良く見える目を生かして、夕方から夜中、明け方まで狩りをしていました。飼い猫にも、その本能が残っていて夜や明け方の時間帯になると「狩りの時間だ!」とスイッチが入ってしまうのです。ですが、飼いネコは狩りをする環境ではないので、代わりに走り回ったり、カーテンに登ったりとエネルギーを発散しているのです。

近所迷惑や、飼い主さんが夜中に眠れない場合は、早めの時間帯に、ネコとたっぷり遊んで疲れさせてあげるといいでしょう。

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ネコ心は「あ!狩りの時間だ!」

窓の外をずっと見ているのは出たいの?

窓辺に座ってずっと外を見ているネコ。外に出て遊びたいのかな?と思いますが、飼いネコにとっては、家の中が自分の縄張りです。そこから出たいとは思っていないでしょう。窓の外を見つめているのは、外から侵入者が入ってこないか見張っているのです。

あとは、単純に風で揺れている草木や鳥、虫などのおもしろい物を見ているだけです。ただし、元野良猫の場合は「外に出たい!」と思っているかもしれませんので、脱走に気をつけてください。

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ネコ心は「怪しいやつはいないかニャ?」

掃除機を攻撃してくるのは何故?

ドライヤーやバイクの音などのモーター音は、ネコは大の苦手です。掃除機の音も不快に感じる上に、吸い込み口や長いホースなど恐ろしい敵に見えるのかもしれません。臆病な子は逃げ出してしまいますが、ちょっと強気な子なら「シャー」とネコパンチしてきます。

子猫の時から慣らしておけば平気になる場合もありますが、それでも苦手な子は苦手です。掃除機が動いていない時に攻撃するネコは「あの得体のしれないやつが弱くなってる!チャンスだ!」と思ってネコパンチをさく裂させているのかもしれません。

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ネコ心は「なんだ?あのへんなやつは!」

新しいおもちゃをパンチするとき

ネコに新しいおもちゃをあげたらネコパンチをしてきたことはありませんか?実はネコは前足の内側にヒゲが生えていて、そのヒゲは触毛という感覚器で、危険を感知する機能があります。そのために、ネコは初めて見るものや、よくわからないものを「これは何だろう?危険なものかな?」と警戒しながら確認するために、前足でパンチしてみているのです。

危険がないと確認すると、パンチではなく足先で軽くつついてみたり、安心するとおもちゃと認識して遊び始めるのです。

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ネコ心は「何だこれは?」

一人で夢中になって遊んでるけどどーしたの?

何もないのに、急に壁に飛び掛かり何かを捕まえるしぐさをしたり、床に飛び掛かって一人で遊んでることがあります。こねはネコの「狩りごっこ」です。そこに獲物がいると想像して、狩りをしているつもりになって夢中で飛び掛かっているのです。

子猫は兄弟猫と取っ組み合いの「喧嘩ごっこ」をしたり、木の葉にじゃれついて一人遊びをしながら、喧嘩のやり方や狩りの方法を学習していきます。この「狩りごっこ」も、そんな子猫時代の遊びの一つで、大人になるにつれやらなくなっていきます。

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ネコ心は「俺の獲物見つけた~!」

じっと一点を見つめているのは霊が見える?

ふとネコを見ると天井や、部屋の片隅をジーッと見つめていることがあります。よく、ネコには霊が見えているといいますが、それは人間には聞こえない音を聞いているのです。

ネコの聴神経は4万本もあり、6万Hzの超音波まで聞き取ることができます。20m先を歩くネズミの足音まで判別できるると言われているほどです。音の出ている位置も性格にわかるために、ジーッと音のする方向を見ているのです。ときどき視線が動く場合は、クモなどの小さな虫を目で追っている可能性もあります。

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ネコ心は「ん?にゃんだろう?」

ぬいぐるみをくわえて運ぶのは狩りのつもり?

ネコは一口で飲み込めない大きさの獲物は、安全な場所に運んで食べる習性があります。ぬいぐるみを獲物に見立てた「狩りごっこ」をした後にくわえて運んでいたら、獲物を落ち着いて食べられる場所へ持っていこうとしているのです。

また、飼い主の所へ運んでくるのなら、飼い主を子猫に見立て、獲物を獲ってきた母猫の気分になっているのかもしれません。母猫は子猫の首の後ろをくわえて運ぶ習性があり、ぬいぐるみを大事そうにくわえて運び、舐めたり一緒に寝たりしているなら、安全な場所で子猫を世話している母猫の気分になっているのでしょう。

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ネコ心は「安全な場所に運ぼ~っと」

垂直にピョーンとジャンプして何があったの?

突然垂直にピョーンと飛び上がるのは、何かに驚いたときに反射的におこる反応です。「飛び上がる程ビックリした」というわけです。急に大きな音が聞こえたり、寝ている時にさわられて「うわっ!」と驚いた時に高くジャンプします。

その高さは最大で2mも高く飛び上がることもあります。自然界では危険回避に役立つのですが、突然高く飛び上がったネコを見て、敵も驚き攻撃のタイミングを失うこともあります。優れたジャンプ力を持ったネコならではのすごい技なのです。

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ネコ心は「あ~。ビックリした」

テレビを見てるけど楽しいの?

ネコの目にはテレビに映っているものは何なのかはわかりません。影のような塊が動いているように見えているといわれています。でも、動物番組なら鳥の鳴き声や、小動物の動きには反応しますし、サッカーや野球などの動きの多いスポーツは、獲物である小動物の姿に似て見えているのです。

結局捕まえられないので、少しストレスがたまるかもしれませんが、ネコも退屈しのぎにはなっています。留守番をさせるときなどは、ネコが好きな番組や小動物を撮影したビデオなどを流しておくのも一つの手です。

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ネコ心は「狩りたいけど捕まらないニャ」

ネコは死ぬときにいなくなるのは何故?

野生下では、弱っている動物はとくに敵のターゲットになりやすいです。そのために体調が悪くなると、本能で的に見つかりにくい場所に隠れようとします。うまく隠れて養生すればまた元気になることもありますが、病気やケガがひどい場合は、隠れた場所でそのまま死んでしまいます。ネコの場合、物置や屋根裏などにひっそりと入り込み、そのまま発見されることなく亡くなることが多かったのでしょう。

最近は、子猫の気分で、母猫役の飼い主さんに頼って生きているネコが多いので、具合が悪くなったときには隠れるのではなく、逆に飼い主さんに甘えてくることもあります。

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ネコ心は「そっとしておいてください」

前足を水で濡らしてから顔を洗うのはなぜ?

顔を水で洗うのは人間のようですが、顔洗いはネコの毛づくろいの一環です。ネコは自分の前足を舐めて湿らせてから顔の毛を整えます。ネコが水で手を濡らしてから顔を洗うのは偶然、水で遊んでいるときに「これは便利!」と思って始めたのです。それがもし夏だったら、顔がスーっと涼しくなり、心地よかったかもしれません。

ネコは良いことがある経験はしっかりと覚えて学習し、繰り返すものです。この行動も、良い経験を活かし、習慣化したものなのです。

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ネコ心は「これは便利だにゃ~」

さかさまにぶら下がるのは?

ネコがキャットタワーにしがみつき、逆さまになったまま動かないとき。それは、ネコが興味津々の顔をしていればネコの遊びです。逆さまに見える世界を楽しんでいるのです。

ネコは「~しているつもり」遊びが大好きです。この逆さになっているのは「異世界ごっこ」遊びと言えばいいでしょうか。逆さまになって景色を眺めることで、いつもとは違う世界にいるつもりになっているのでしょう。これは想像力を働かせながら遊んでいるので、ネコは知能が高い動物と言えます。

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ネコ心は「別の世界へきちゃいました」

首の後ろをつかむとおとなしくなるのは何故?

母猫は巣から出てしまった子猫を連れ戻す時や、敵から逃げるときに子猫の首の後ろをくわえて運びます。そのときに暴れるとケガをしたり、敵に襲われてしまします。そのためネコは首筋をくわえられると条件反射でおとなしくなるのです。

ですが、ネコの首の後ろは急所でもあります。ネコの首の後ろをつかんで持ち上げるのは絶対にやめましょう。

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ネコ心は「暴れると危ないのでおとなしくします」

まとめ

「ネコの謎の動きとしぐさを追求!」いかがでしたか。何故?この動きをするのだろう?と、まだまだネコには不思議な行動や仕草がたくさんあります。ネコは一度学習すると覚える知能の高い動物でもあります。ネコの様子を観察して、今はこんなことを考えているのかな?と参考にしてみてはいかがでしょうか。

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Posted by neko